「縞の芸術」想い出を織る

こんにちは
手織り美縁(ておりみえん)の赤井です。
昔ながらの手織り機織り機を使い、想い出を呼び起こすオリジナルデザイン生地・グッズを製作をしています。
突然ですが、
あなたの1番の「想い出」は何ですか?
パッと浮かんだのは、どんな想い出で、その時どんな気持ちだったでしょう?
楽しかったこと、嬉しかったこと、 感動したこと、 悲しかったこと、悔しかったこと、怒れたこと。
人それぞれ、様々な想い出がありますよね。
その中でも、いつ・何度想い出しても心地の良かった美しい想い出を具現化できるとしたら。
普段使いとして触ることができ、肌身離さず持ち歩ける。
インテリアや芸術として飾り、いつでも眺めることができる。
誰かが感じた美しい想い出を、一人の機織り職人がそのストーリーを想いながらデザインし織り上げる。
そんな素敵なご縁を紡ぎたいと思い、「手織り美縁」という名前を名付けました。
想い出の詰まった縞模様は、見るだけでその時の情景と感情を呼び起こします。
一見シンプルで規則正しい縞模様は、どこまでも続く直線美であり、呼び起こした心地良い感情をいつまでも維持し続けてくれます。
手織り美縁の縞に出会った方には、常にそんな美しい心持ちで居続けてもらいたい。
そしてまた新しい素敵なご縁と巡り会い、出会った相手にもその美しい心情を伝染させて欲しい。
想い出が呼び起こした美しい心が、もっともっといろんな人に届くように。
この想い出の縞模様は、私一人では決して創り上げることはできません。
あなたやあなたの大切な人の想い出の1枚とそのストーリーから連想して創られる共同作品なのです。
スマホやデジカメで簡単に写真が撮れる昨今、新たな想い出もどんどん大量のデータの中に埋まってしまいますよね。
そんなたくさ~~んの想い出の中から1枚。
見ただけでその時の情景が蘇り、心地良い気分になれるお気に入りの写真があれば自分だけのオリジナル縞を作り上げることが出来ます。
想い出を具現化して作られた縞模様を飾って、持って、いつでもその時の心地良い気持ちを想い出すことが出来る。
もちろん、お気に入りの写真を印刷して飾るだけでもいいんです。
せっかくの想い出がたくさん詰まった写真を眠らせておくのはもったいないですからね。
「最高の想い出を日常的に見る!」それが美しい心を保つ1つの方法だと私は考えます。
想い出を敢えて抽象度の高い縞模様としてデザインすることで、想像力と特別感が増します。
一見ただの縞柄として見ていたものが「実はイメージ元の写真があり、自然風景や雅な建物、美味しそうな食べ物、大好きなペット」を想起させる。
想い出した情景から今度は「楽しかったなぁ、キレイだったなぁ、気持ち良かったなぁ」と気分を連想させ、「それがこの美しい縞模様に生まれ変わったんだよなぁ」と。
出来上がった縞模様を人に見せるのも面白いんです。
「この縞柄は何をイメージしたものでしょう?」なんてクイズゲームもできたり。
人それぞれ、連想させるイメージが異なるので、思わぬ回答を聞けるかもしれません。笑
そしてもちろん特別感も。出来上がった縞模様に込められた想い出のストーリーは「自分だけの宝物」です。
他の人から見たら「キレイな縞柄」かもしれませんが、自身にとっては「最高の想い出が詰まった縞柄」なのですから。
これは製作者の私が自信を持って保証いたします!!
その人の大切な想い出を預かり、扱わせていただけるということは、とても繊細かつ光栄なことです。
最初は自分の想い出の写真を試しにデザインしてみたところから始まったのですが、出来上がった生地を見てこれは「幸せと笑顔を生み出すモノ」だと確信しました。
自分がこれまでに撮り溜めた写真を縞模様にすればするほど、際限ないデザインパターンの豊富さに面白さを感じ、製作途中に垣間見せる「縞の芸術」の美しさに自惚れカメラのシャッターをひたすら切る・・・。
自分だけが観賞して満足することもできたのですが、こんなに魅力的なものを一人占めは良くないな~と。笑
もっといろんな人に感じてもらいたい。「キレイ、心地良い」という心が洗われるような感情を共有してもらいたい。
洗練された美しい心の状態で人と接し、美しい心を広げ互いに幸せの気持ちを共有できたら、もっともっと人生は気持ちよく過ごせる。
「縞模様で人々の心と人生を豊かにできるモノ作りをしていきたい」と、心からそう思えるこの機織りに出会えました。
「モノとしての価値」だけではなく、モノに込められた「想いとしての価値」を伝えたい。
頭の中のイメージを、デザインと言葉を通じて表現して伝えることができるのも機織りとしての魅力の1つです。
また、機織り機を身近で見られなくなったこの時代だからこそ、伝統的な技術に惹かれたのかもしれません。
土を耕し、種から育った綿から糸を紡ぎ、色鮮やかに染められた糸から機を織る。
そこに人の想いを融合し、心を動かすモノを作り出す。
長い歴史を経て、現代まで受け継がれてきた技術を活かしながら、この時代の人と人の心を紡ぐことができる。
そんな使命感とも言えるようなこの機織りを、美しいご縁の導きによって出会えたあなたと一緒に、素敵な想い出(作品)作りができる日が来ることを心より楽しみにしています。
手織り美縁
赤井寛樹